小学生の自由研究にも最適!癒しの奈良のコウモリ博物館。

こんにちは、コウモリ愛好家のボンマスほねみです!

コウモリの顔を間近で見たことある方、いらっしゃいますか?アブラコウモリが家に入ってきたとしても、なかなか顔かたちをじいーっと近くで見る機会めったにないのではないでしょうか。遭遇率的な意味でレアな生き物であるコウモリですが、去年の暮れにたまたまアブラコウモリが家に入り込む、というラッキーアクシデントが発生致しました。

もう大興奮、コウモリかわいいかわいいとなかなか熱が冷めず、コウモリ博物館とかあればいいのに、とグーグルで「コウモリ 博物館」で入力してみました。あらなんと、奈良県にあったんです。コウモリ博物館!

こうもり博物館の所在地

早速行ってみました。静岡から約400km。最寄り駅のJR笠置駅は京都府ですが、博物館方向へ歩いていくと突然奈良県に突入します。

青い建物に愛らしいコウモリのフォルムが。胸キュンです。

コウモリ飛び出し注意とは!世界に一つだけっぽい素敵な標識。
こうもり博物館は東洋蝙蝠研究所の一室を博物館スペースとして一般の方にコウモリのことを普段から学べるようにと作られた施設とのこと。多くの日本産コウモリの標本や生態写真など、科学的なコウモリの資料から、”コウモリグッズ”と言われるコウモリをデザインにしたものから、各国のコウモリの書籍や風俗を表す文化的な資料まで、コウモリに関するありとあらゆるものが収蔵されておりました。

館内の展示いろいろ

インドネシアに行ってきた知人からもらったコウモリのお土産。検疫とか問題なかったらしいです。土産物としてだから?

コウモリの骨格は、ほんと鳥みたい。骨で見ると、羽の部分の骨がほんとに指だね。肋骨がくっついている構造なのもコウモリならでは。

こちらのカンブリア紀の化石。コウモリの化石ではない。ドレパヌラという三葉虫で尾部がバラバラになっている部分がコウモリみたいなので「コウモリ化石」と呼ばれている。面白いな。コウモリじゃないのにそう呼んじゃうとこがユーモアを感じられる。

ネズミ花火ならぬコーモリ花火。よーく見るとかなり年代物。中国産で、日本円30円で販売していたことがうっすら読み取れる。

コウモリ本や紙媒体のもの

いろんな国のコウモリ書籍。写真も絵もかわいい。韓国と台湾ではコウモリ研究が盛んとのこと。これはアジアのコウモリ博物館もせめなければ。

世界のコウモリが羽ばたいているポスター。全員もふりたい。

博物館の面積は一部屋分なので、そこまで広くはないが一つ一つの展示物にコウモリ愛が溢れている。リクエストするとコウモリの貴重な映像も見せていただける。自由研究でコウモリを調べたい小学生にもいいですね。近所に住んでる中学生がコウモリの死骸を拾ってきて、こちらの職員の方に教わりながら骨格標本をパイプマンで作ったりもしたこともあるそうです。いいなあ。

こちらのチラシは2017年度のものですが、このような観察会も定期的に行われているようです。関西の方はぜひ行ってみてください!

コウモリみやげ

プチミュージアムショップには購入できるコウモリグッズもあります。

かわいすぎて買っちゃいました。ピンバッジ。

コウモリTシャツは沖縄産とのこと。

こちらなんと1867年頃に制作されたようであるコウモリの浮世絵。写真は展示用の原本ですが、この絵柄のクリアファイルが販売されていたので買いました!笑 コウモリの羽に着物の絵柄か描かれているのが愛らしい。若干和製●ッキーマウスに見えなくもない。私の胸にコウモリが飛び込んできてくれることも夢見ながら、楽しいひとときを過ごしたのでした。

コウモリ博物館詳細情報

こうもり博物館 – 東洋蝙蝠研究所 –
〒630-1101
奈良県奈良市広岡町213−3
最寄り駅:JR笠置駅(目の前が川でキャンプ場でした)
奈良駅から笠置駅まで30分くらい。急に大自然の山の中に入っていきます。
<開館時間>月・火・木・金の午前10時から午後4時
上記の曜日でも祝日は休館となりますが、調査で休館になることもあるとのことなので、
事前に電話かフェイスブックページからメッセージを送って確認するのがGOOD!

<入館料>大人、子供とも200円

住所:奈良県奈良市広岡町213-3
問い合わせ電話番号:0742-95-0023

※注:生きたコウモリの展示は常設しておりません。ただし日本に生息しているコウモリの剥製や骨格標本は展示してあるのでじっくり観察できます。