西郷隆盛本を500冊読破した西郷隆盛ひ孫のオススメする西郷隆盛本ベスト3

毎日新聞のニュース速報で、どうやら近くの寺で西郷隆盛、坂本龍馬、勝海舟の子孫が大集合する会が催されるらしい、と知りまして、
「明治維新150年記念特別企画展第10回龍馬飛翔祭」に行ってみました!

会場になった宝福寺は、文久3年(1863年)1月15日、第15代土佐藩主山内容堂は宝福寺に滞在している際、当寺を訪れた勝海舟の請を容れ、坂本龍馬の脱藩を免罪した場所なのです。
宝福寺は龍馬の維新回天の飛翔の原点となったと、伝えられています。

坂本龍馬と宝福寺(宝福寺ホームページにとびます)
http://www.i-younet.ne.jp/~hofukuji/ryoma02.html

西郷隆盛、坂本龍馬、勝海舟の子孫が大集合し、メインは西郷隆盛ひ孫さんの基調講演、後半は全員混ざってパネルディスカッション。それにしても勝海舟の玄孫とか、坂本家の10代目だとか、自分のルーツがちゃんとわかることってちょっと羨ましい。江戸時代の祖先が実は浮世絵画家だったとか、農民だったとか、単純に知ることができるだけでおもしろいのにな、と名門の家の出でもなんでもない私は思うのです。

 

西郷隆盛本はこれまでに700冊以上出版されている

西郷隆盛のひ孫 西郷吉太郎さん
西郷隆盛のひ孫 西郷吉太郎さん。

2017年だけで100冊も出版され、それ以前に600冊程度出版されているという西郷隆盛本。その中の500冊を西郷隆盛ひ孫・西郷家4代目当主 西郷吉太朗さんは読破されているとのこと(すごい!)

だいたいどれも内容が寄せ集めのものばかりで良質な本がなく、がっかりされているそうです。一般人的には700冊もあって一体どれが面白いんだろう、とamazonレビューを頼りにするしかないのですが、「西郷隆盛本を500冊読破した経験値のある」「西郷隆盛ひ孫オススメ」という説得力のある字面が並んだところで、オススメ本ベスト3を紹介いたします!!

 

オススメ(1)
西郷隆盛    島津斉彬 (1980年) 海音寺潮五郎(著)

 

海音寺潮五郎はいい!と熱弁されていらっしゃいました!
しかし、「新装版」はぜんぜんよくないそうです。
昔出版されたものには、土佐弁で書いてあるところもあり、訳と見比べながら読むのがよいとのこと。
新装版と1980年代に出版されたもの。読み比べてみるのもいいかもしれません。

 

 

オススメ(2)
「西郷隆盛」 (1979年) (角川文庫) 池波 正太郎 (著)

池波 正太郎はわかりやすい!とおっしゃっていました。
こちらも新装版が出ていますが、海音寺潮五郎さんも池波 正太郎さんもおそらく昔のものは今から約50年も前に出版されているものなので、現代語と比較するとなかなか難しい、とっつきにくいのか?それとも別の理由なのか、、と推測しながら読んでみようと思います。

 

オススメ(3)「西郷内閣」(2017)早瀬 利之著

欧米使節団がごっそりとアメリカに行ってしまっている間、留守政府の事実上のトップとして、廃藩置県(明治4年7月)後の混乱真っ只中の日本のルールを一から作り直していく西郷隆盛。この時代のことはあまり書かれていないこともあり珍しいタイプの本のようです(私も具体的には知らなかった、というか知らなかった)海音寺潮五郎さんも池波正太郎さんも50年ほど前に出版され昔から愛されてきたものが文庫やら新装版になっていますが、「西郷内閣」の早瀬利之さんの本はつい最近発売されたばかり(2017年10月)
最近販売されたものの中ではナンバーワンのオススメ度であろうと思うので、まずはこれから読んでみるのもいいかもしれません。

でも個人的には西郷吉太郎さん共著のこちらの本が一番読みたいです。

「歴史の偉人の血を受け継いでる人」が目の前にいるという事実や大河ドラマ「西郷どん!」に関する赤裸々な思いなど(笑)ここだけの話をたくさん聴かせていただき、大満足の3時間でした!

【中古】【学習研究社 「西郷隆盛」海音寺潮五郎 天命の巻・雲竜の巻】中古:非常に良い